「今話題のNFT(エヌエフティー)って何?」という疑問をお持ちではないですか?
SNSやテレビなどでよく耳にするNFT。言葉は聞いたことがあるけれど、詳しい内容はよくわからないという初心者の方は多いと思います。
そこで今回は、NFTの意味やできることなどを、初心者の方へわかりやすく解説いたします。
それでは、ぜひ最後までご覧ください。
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まずは、NFTの意味について見ていきましょう。
NFTは『Non-Fungible Token(ノン-ファンジブル トークン)』の頭文字を取った言葉で、日本語訳で『非代替性トークン』という意味になります。
◯非代替性=「交換ができない」「唯一無二の」。
◯トークン=「象徴」「証拠」。ここでは、ブロックチェーン上で取引・発行される“特別な価値を持つデジタル作品″のことを指します。
NFTが登場する前のデジタル作品(映像、画像、音声、文字など)は、複製・コピーで量産ができたため、希少価値がありませんでした。
しかし、NFTが登場したおかげで、デジタル作品に唯一無二の特別な価値をつけることができるようになったのです。
では、NFTの特徴は何でしょうか?
ここからはその特徴3つを簡単にご紹介します。
代替不可能な唯一無二の価値がある
1つ目の特徴は、上記でもお話しした『代替不可能な唯一無二の価値がある』です。
この『代替不可能な唯一無二の価値』について、「お金(100円玉)」と「ライブチケット」を例にして説明します。
あなたが持っている100円玉は、他の人が持っている100円玉と全く同じ価値で、交換が可能です。
一方で、ライブチケットはどうでしょう。
「①列目1番」のライブチケットと「③列目1番」のライブチケット。どちらも同じライブのチケットで同じ料金ですが、交換したら別のもの(別の席)になってしまいますよね?
「①列目1番」と「③列目1番」の席はそれぞれ一つしかないので、交換ができません。これが『代替不可能な唯一無二の価値』です。
安全な取引ができる
2つ目の特徴は『安全な取引ができる』です。
NFT登場前は、インターネット上でデジタル作品(映像、画像、音声、文字など)を出品しても、それが本物か偽物かを区別することができませんでした。
しかし、NFTが登場したことでデジタル作品に唯一無二の価値が付き、そのデジタル作品が本物であることを証明できるようになりました。
そして、その証明があるおかげでインターネット上で安全な取引ができるようになったのです。
様々なプログラムを設定することができる
3つ目の特徴は、『様々なプログラムを設定することができる』です。
例えば、あなたのデジタル作品を第三者が購入して、その作品を転売したとします。
もしこれが“NFT化されていない”デジタル作品だと、転売の利益はあなたのもとには入らず、全て第三者のものになってしまいます。
しかし“NFT化された”デジタル作品だと、「転売された際に制作者に利益が入る」等のプログラム設定が可能です。このプログラム設定のおかげで、転売されてもあなたのもとに利益が入るようになります。
他にも様々なプログラムの設定ができるので、気になった方はぜひ調べてみてくださいね。
NFTが使われている分野は、アートやゲーム、スポーツなど様々です。意外と私たちの身近にある分野でNFTが使われています。
身近で使われていることがわかると、実際にどんな具体例があるのか気になりますよね?
そこで、下記からはNFTのアート分野を中心に具体例をいくつかご紹介します。
では、ここからはNFTアートの具体例を3つ簡単にご紹介します。
3つともNFTマーケットプレイス(NFTの売買ができるプラットフォーム)で実際に落札された作品ですので、落札金額も一緒に掲載しました。
1つ目は、小学3年生の男の子が夏休みの自由研究で作った「Zombie Zoo Keeper(ゾンビ飼育員)」というドット絵の作品です。
この作品をNFTマーケットプレイスで販売したところ、アメリカの人気DJの目に留まり大きな注目を集めました。その後、作品は約80万円で落札されました。
さらに詳しい内容が気になる方は、上記に貼ってあるURLからご覧ください。
2つ目は、手塚治虫先生の作品『鉄腕アトム』です。この記事を見ているあなたも聞いたことがあるのではないでしょうか?
そんな鉄腕アトムの原画をもとに、「モザイクアート」が作られました。上の画像を見ると、原画が細かく配置されていることがよくわかりますね。
このモザイクアートは、NFTマーケットプレイスのオークションにて約5300万円で落札されました。
3つ目は、海外のデジタルアーティストBeepleさんの作品「Ocean Front」です。
この作品は気候変動による環境問題をテーマに制作され、NFTマーケットプレイスで約6.5億円で落札。そこで得た利益は、環境問題に取り組んでいるアメリカの非営利団体へ寄付されました。
NFTアートが環境問題に貢献できることを示した、素晴らしい作品です。
初心者の方へ、NFTの意味や特徴、具体例などを解説いたしました。この記事で、NFTの基本について理解していただけたでしょうか?
NFTはデジタル作品に唯一無二の価値を付けることができます。しかも様々な分野で活用できるので、ビジネスチャンスに繋がる可能性があります。
今後NFTの導入が進めば、より多くのアーティストや一般人がデジタル作品で利益を得ることができるでしょう。
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。
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