仮想通貨によって、さまざまな分野でクリエイターが活躍できる場が広がりました。その一つとしてNFTアートがあります。
今後さらなる拡大をするであろうNFTアートの作成方法を紹介します。
この記事は、後編です。前編をまだお読みでない方は先に前編を読んでからこの後編の記事を読むことをおすすめします。
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まずは簡単にNFTのおさらいをしようと思います。
NFTとは?
・「Non Fungible Token」の略、「代替不可能なトークン」と直訳
・トークンとは、ブロックチェーン技術を利用して作られる仮想通貨のこと
NFTによって、デジタルの作品に価値を与えることが可能になりました。以前は簡単にコピーし不正利用が可能でしたが、所有者が誰であるのかを管理できるようになり、ネット上で唯一無二が証明されるようになりました。
さらにNFTは簡単に世界と繋がれるため、自分の作品を世界のクリエイターと一緒の棚に並べることが誰でも可能になりました。そのため、活動の場を世界へ向けて広げる手段の一つとなっています。
では、前回の記事でNFTを扱うための環境を整えたので、NFTの作成方法について紹介していきたいと思います。
基本的な流れは、「作品を作る」→「NFTのプラットフォームでNFT作品として出品する」です。
主なNFTアートの作成方法は3つあります。
・スマホアプリで作成
・iPadやPCで作成
・外注する
スマホアプリで作成
最初にスマホアプリで誰でも手軽にNFTアートを作る方法を紹介します。
NFTアートの代表的な作品の一つとしてドット絵があります。ドット絵であれば、無料のスマホアプリで簡単に作成可能です。
おすすめのアプリは、8bit Painterです。
使い方は、キャンバスサイズを設定し、色を決めてポチポチするだけです。早ければ5分くらいで作成ができちゃいます。
8bit Painterの他にも、ibis Paintでもドット絵を作成できます。
iPadやPCで作成
本格的にNFTアートクリエイターで活動していく人は、iPadやPCで作成していくことをおすすめします。
写真の場合はPhotoshop、イラストの場合はillustratorを使用して作成している人が多いです。
illustratorでは、点と線を使いながら作成していくことができます。スマホでは作れないお洒落なデザインの作品を作ることが可能になります。
外注する
この手段は自分でNFTを作成するものではありませんが、デザインが苦手な方でもNFTを作成する方法の一つとして紹介します。
外注する場合は、クラウドソーシングサイトを使うと良いでしょう。代表的なサイトは、クラウドワークスやココナラがあります。ココナラの方がイラストを制作してくれる方が豊富にいるイメージがあります。安いものだと1,000円〜2,000円で作成できます。
さて、NFTアートの作成ができたら、その作品を販売していきます。
ここではOpenSeaを使った販売方法を説明していきます。
手順
・OpenSea公式ページから「作成(Create)」をクリック
・作品をアップロード
・作品詳細を入力 & 価格設定
・「Post Your Listing」で完了
まず、OpenSeaの公式ページを開きます。「作成(Create)」をクリックします。
次に「Create new item(新しいアイテムを作成する)」ページに飛ぶので、そこで自分の作品をアップロードします。アップロードが終わったら名前付けや必要事項の記載を行いましょう。
詳細の情報の入力が終わったら、右上の「売る」ボタンを押します。ボタンを押したら、価格の設定をします。「固定」か「オークション」形式にするかの選択ができます。
全て入力が完了し「Post Your Listing」のボタンを押せば完了です。
最後にNFTマーケットプレイスを3つ紹介して終わろうと思います。
・OpenSea
・Coincheck NFT (β版)
・Rarible
OpenSea
OpenSeaは、海外で最も取引されているNFTのマーケットプレイスです。2021年8月には流通総額が約3650億円を達成しています。
OpenSeaは世界中から多くの人が利用しているため、作品に人気が出れば価格が高騰する可能性が見込めます。
逆にマーケットが大きい分、自分が出品した作品が誰の目にも止められず売れないリスクがあります。
まず事前にメリット・デメリットを把握してから出品するマーケットを選びましょう。
Coincheck NFT (β版)
Coincheck NFTは、国内初のNFTマーケットプレイスです。仮想通貨の関係するほとんどのサイトが英語のみの対応となっている場合が多く、英語を理解できないと利用が難しい状況となっています。
そんな方にとっては、国内発のNFTマーケットプレイス登場は朗報ではないでしょうか。
Coincheck NFTの良いところは他にもあって、NFTの取引にはGas代と呼ばれるネットワーク手数料がかかります。しかし、Coincheckの口座をお持ちの方は誰でも、NFTの出品・購入・保管が可能であり、出品・購入にかかるネットワーク手数料(Gas代)は無料となります。これは非常にありがたい特典になることでしょう。
Rarible
Raribleは、ゲームアイテムやアート作品をメインにNFTの売買が行われているNFTマーケットプレイスの一つです。
Raribleの特徴は、独自のトークンを保有できることです。通常一度売買された後の作品の足取りを追うことは難しいのですが、Raribleにおいては独自のトークンを持つため、転売された場合でも製作者のものという記録が残ります。そのため、二次流通に対してロイヤリティーの設定を行えます。二次流通によって発生した報酬の一部を製作者が獲得する権利が得られるのです。
作品が評価されれば、あなたのNFT作品が資産となるかもしれません。
以上、主なNFTマーケットプレイスの紹介でした。
NFTはまだ不安定で将来どうなるか予想が難しい市場ですが、今後まだ拡大は続くでしょう。そして、新たなクリエイターが活躍する分野となることは大いにあります。
自分の作品がネット上で資産になる可能性があるため、今からNFT市場に参戦することは大きなメリットになります。
新たな自分の武器としてNFTを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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仮想通貨によって、さまざまな分野でクリエイターが活躍できる場が広がりました。その一つとしてNFTアートがあります。 今後さらなる拡大をするであろうNFTアートの作成方法を紹介します。 この記事は、後編です。前編をまだお読みでない方は先に前編を読んでからこの後編の記事を読むことをおすすめします。 ~Write by だいち・ゆうゆ~